法律相談について、17回目ですーー
今日は 「法律相談(会議)の日程入れと会議当日」 についてです。
相手との連絡をつける、かつ、調整が必要ですから、これは仕事に占めるウエイトは大きいといえます。
会議の日程入れ の仕方、会議当日に押さえておきたいことは、
◎ 日程入れは、双方が適宜、開催を求め合うもの。
毎回、依頼者に言われてからの日程入れはNGです。
したがって、次回の打合せ日時は皆が集まった席で決めておくことが
大切です。
◎ 依頼者のもとでの打合せは有用。
いつも来て頂くのではなく、適宜、依頼者のもとでの会議は発見が
あるかもしれません。
依頼者の気が付かないものを見つけられることもあります。
◎ 事前資料を準備する期間を確保して日程を入れる。
(資料整理メモ、内容証明書案、次回期日提出書面案など)
◎ 会議録を作る。速やかに作る。
・それが、主張書面などに活かせる。
・頼まれたこと、次回準備すべきものを記憶にとどめる。
・当事者の言い分や、事実の説明がふらつく場合があり、そのことが
事案の把握に繋がることもあります。
◎ 依頼者が事前準備できる猶予期間をおいて、日程を入れる。
◎ 会議日程は、後々にしない、早い日へ入れることを心がける。
後になるほど、会議日を入れにくくなるかもしれません。
裁判所での期日の日程入れは、できるだけ準備期間を確保したいと
思うのが弁護士です。自然と後々に期日を入れたくなるかもしれませ
ん。
もちろん、裁判所はその点弁護士の考えを知っています。
あまり、その日は…とずらしていると、いきなり今度は、直近の候補
日の確認を取ってくることもあります。
◎ 説明を十分にする。理解しているか否かを考えながら進行する。
◎ 依頼者の実情に沿った対応をする
・・・資料収集能力。文章能力。
◎ 聞き上手になる
依頼者の情報から闘う材料を探すのですから、自由に話をできる雰囲
気を作る。
できるだけよいところを見て素直に褒める。
知りたい事実を語ってもらえるように、適切な質問を絡める。
◎ 打合せは、十分な時間が必要
◎ 事態を十分に把握したうえで、会議進行
ありきたりな話ですが、すべての会議に当てはまることかもしれません。