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法律相談について、16回目ですーー
今日は 「弁護士と相談者の大事なことと注意点」 です。
依頼者と弁護士の情報共有ーーー
受任した後は、弁護士は会議で、ちらっと目にした資料にも反応します。
何か大事な資料がないか気になります。
依頼者から聴取した事実から、方針を立てるのが弁護士です。
会議のときテーブルに載せられた資料は必ずチェックします。
弁護士は、依頼者に対して、「コピーとっていいですか」と結構うるさく言うかもしれません。
依頼者には、説明上手の方も、またちょっと苦手という方もいます。
そこで、書類や資料がいっそう大事になります。
情報共有の第一は、「資料の共有」。
会議での打合せは、資料の説明や、資料にない事実の説明や、紛争の経過、自分の気持ちが語られます。
ですので、会議の内容、議事録はできるだけ書面(会議メモ)にして残します。裁判の報告書と同じくらいに重要です。
メールで、その日の会議の内容を確認、次回会議の準備をお願いしたりします。
情報共有の第二は、「会議結果の記録の共有」。
情報については、弁護士は守秘義務を負います。
弁護士だけが守秘義務を負っても、情報共有した依頼者から漏れたら大変です。
刑事事件で、起訴前の被疑者や被告人との会議のメモを持たせたり、作成させたりすることは、その後に家宅捜索などが想定される場合に注意が必要です。
刑事事件記録については厳重な取扱いのルールがありますから、特別な配慮が求められます。
情報共有の第三は、「守秘義務と情報利用の細心の注意」。
今日は、依頼者との情報共有の大切さと情報取扱いの注意でした。
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