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 法律相談について6回目ですーー

 弁護士と依頼者の関係は、法律相談からはじまります。

 その法律相談は「雑談」から始まります。

 病院で受診するときのように、緊張感がピークなのが、初回法律相談。

 相談に来られた方の緊張はよくわかります。

 じつは、弁護士にとっても初回がもっとも緊張します。

 相談に来られた方も、相談を受ける弁護士のどちらも、どんな方なんだろう、心を割って話してくれるだろうか、満足する相談ができるだろうか、

と、いろいろ 不安と期待を 思い浮かべます。

 そんな空気状態ですから、まず、緊張感を解きほぐす必要があります。

 いきなり、「今日のご相談は」と切り出すのは、あまりにストレートで、肝心の話が固くなったり、緊張のまま伝えきれないことになってしまうかも。

 紹介者との接点についてとか、お仕事への興味を示すとか、故郷が同じだとか。

 これが大切。

 さあ、雑談で穏やかな空気になったところで 本題の相談へ。

 「さて、今日のご相談ですが・・・・」

 充実した相談が期待できますね。

 中には、いきなり「雑談」も抵抗有り、という方も。

 親しすぎる、柔らかい話が合わない場合もあります。

 その場合は、相談事の合間合間で、少し本題を離れる話題を入れることもあります。

 

 今日は、「雑談は緊張をほぐす、潤滑油である」 というお話しでした。

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